吉野美穂子とmface(エムフェイス)

吉野美穂子さんという、友人がいます。彼女は今、mface(エムフェイス)というネイルサークルで活躍している私の同級生です。
吉野美穂子さんが初めてネイルに興味を持ったのは、高校二年生の夏休みのことだったと言います。きっかけは、友達と買い物をしていた時に見つけた綺麗な色のマニキュアでした。気まぐれでそれを購入した彼女は、夏休みの間だけ自分の両手の爪にそれを塗って過ごしたそうです。そのとき何故か不思議と、自分が特別のように思えて、すごくワクワクしたのだと教えてくれました。
そうして彼女は夏休みの間、何度も色を塗り替えては、自分の納得がいくまで試行錯誤し、ネイルを楽しんだそうです。シールやストーンを着ける位置まで細かく吟味するのは少し目が疲れてしまうし、集中力を使い果たしてしまうので大変だけれど、すごく楽しかった良い思い出だと、先日顔を綻ばせながら話してくれました。
ふと見える自分の指先に、可愛く装飾が施してあればきっと女の子はみんな嬉しくて胸がときめいてしまうことでしょう。私にもその気持ちがよくわかります。
もちろん高校生なので、夏休みが終わるころにはネイルは全て落としてしまわなければなりません。しかし、誰にもばれないように足の爪にだけは、一年中何かしらのネイルを施して楽しんでいたのだというエピソードには感服しました。
高校生のうちに、こんな風に自分が本当に好きだ、楽しいと思えることを見つけ、mface(エムフェイス)というサークルの存在を知り、それを目指し大学受験も乗り越える。ブレずに自分のやりたかったことに打ち込む吉野美穂子さんは、すごく格好いいと思います。そして、ネイルを心から楽しんでいる彼女はきっとmface(エムフェイス)に所属するメンバーの士気を高めるのにも一役買っていることでしょう。

吉野美穂子さんに、ネイルを続けてきた中で大変だったことを聞いてみました。一つは、新しいネイルのデザインを考えることだそうです。その年に流行っている色や模様を取り入れたり、今しか作れないものを作る、ということが目標だという彼女ですが、デザインの考案にはいつも時間がかかってしまいます。それは、自分でも気づかない内に自分の好みばかりを詰め込んでしまい、全て似通ったものになってしまうので、何度もやり直しをせざるをえないとのことでした。
mface(エムフェイス)は三年ほど前に我が校に出来た、まだ比較的新しいサークルで、メンバーは二十人ほどです。そのほとんどが女性で構成されているそうですが、数少ない男性のメンバーと意見を交わすのはとても新鮮で、新しいデザインを考える際には役立っているそうです。アイディアに詰まったときはよく男性のサークル仲間とカフェや部室で話し合いを開いて意見の交換をしています。
次に、コストの問題を教えてくれました。現在ネイルには大きく分けて二種類があり、一つはマニキュアを爪に塗り乾燥させ、装飾を施していくもの。もう一つは、液を塗り、UVライトを用いて固め、装飾をして液を塗り、またライトで固め・・・と所謂ジェルネイルと呼ばれるものです。
吉野美穂子さんを含め、mface(エムフェイス)のメンバーはほとんどが後者、ジェルネイルを行っているそうです。しかしジェルネイルでは、使用するマニキュアも普通のものより金額が高く、またUVライトを用意する必要があります。入部当初は吉野美穂子さんもmface(エムフェイス)のサークルで購入した部のライトを使っていたそうですが、今ではバイトして貯めたお金で自分の物を購入したんだそうです。

吉野美穂子さんは、将来ネイリストになり、自分のお店を持ちたいのだといつも語っています。店内は白を基調とした、清潔感のある中にも、ピンク色の小物を置いて可愛くまとめたい。お客様にはハーブティーをお出しするサービスを取り入れるの。夢があふれる場所にしたい。彼女の語る言葉には、しっかりと前を見据えた現実味で溢れています。目標が決して揺るがぬよう、mface(エムフェイス)のメンバーにも常に話しているのだとか。mface(エムフェイス)のサークル内で、吉野美穂子さんの夢を知らない人はいません。いいえ、むしろ誰もが彼女の夢について詳しく説明することができるほどに、彼女の夢は浸透し、確実に根付きつつあります。
そんな吉野美穂子さんも、高校生の時はネイルは趣味でとどめておくべきだと、自らを諭していたそうです。どうせ叶わない目標であるし、両親が賛成してくれるかもわからない。そんな不安を抱えていました。
しかし、mface(エムフェイス)に所属して、毎日を勉強とネイルの板挟みで忙しく過ごしながらも、本当に自分のやりたいことを悟ったのだと言います。
物怖じすることなく、誰にでも自分の夢を堂々と語る姿は地震に溢れ、きっと彼女の夢は叶うのだという確信を与えられます。ご両親も彼女のまっすぐな姿に感心し、応援してくれているそうです。
今回彼女の夢を聞かせてもらい、私自身も沢山興奮させられ、また自信をもらいました。同級生でありながら、すごく大人びて見える彼女を、私は心から尊敬しています。彼女のような不屈の精神で、これから私も自分の目標や夢を見つけ、叶えていきたいです。

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